麻薬のような映画祭

仕事の合間、何の気なしに映画誌をパラパラとめくっていると、なんと、『リリアーナ・カヴァーニ監督傑作選』が2月から開催されるという記事が!
ああ、よくぞやってくれました。主催者に喝采を贈りたい。

劇場は新宿k'sシネマ。ここは数年前に、同監督の『ルー・サロメ/善悪の彼岸』のノーカット版を上演していたことで、チャレンジングな劇場だなあと、記憶に残っている。

ラインナップは、『愛の嵐』『ルー・サロメ/善悪の彼岸』『フランチェスコ』の3本立て。
主演を並べると、シャーロット・ランプリングにダーク・ボガード、ドミニク・サンダ、ミッキー・ロークにヘレナ・ボナム・カーター。
もちろん、みなさん、若かりしころ。シャーロット・ランプリングなどは、いまとなっては良質の枯れ具合を誇っているが、『愛の嵐』の彼女は、絶頂期の美貌と言っていい。

未見の『フランチェスコ』はもちろん、スクリーンでは観ていない『愛の嵐』も、いや、この際だから『ルー・サロメ/善悪の彼岸』も、いっそのこと一日で3本とも観てしまうか!と、意気込んでいる。


唯一にして最大の懸念は、一度に観てしまうと、正気を保つ自信がないこと。リリアーナ・カヴァーニの世界は、麻薬のように、わたしのなかの分別を蝕んでいく。
『ルー・サロメ』を観たときも、ドミニク・サンダの奔放さに憧れたあげく、狂乱のベルリンの地を踏むまでに至ったのだっけ…。

一作品にしてこの有様なのに、一日中浸ってしまったら、どうなることやら。絶対、数日間は中毒症状で社会復帰できないだろうな。
by chatelaine | 2008-01-27 23:40 | 日々のエンタメ

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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