「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」レビュー/家族考

上司のお供で、キャラメルボックスの「カレッジ・オブ・ザ・ウィンド」を観にいった。
昼公演だったこともあり、会場のサンシャインにはいつもよりずっと子どもが多く、世間は夏休みなのだと実感。

キャラメルボックスを観るのは半年ぶりぐらいだろうか。
前作の「まつさをな」より、ゴーストものなのだけれど明るいテイストの芝居で、子どもにもわかりやすい。夏休みに親子で観るのに合わせてきたか…という印象。

とはいえ、どこか哀しい演出は、やっぱりいつものキャラメルのそれで。さっきまでコミカルな雰囲気だったかと思いきや、音楽・照明が変わって一転、シリアスな場になるという、その転換がうまい。


「家族旅行」がキーワードとなるこの芝居を観て、最後に家族みんなで旅行したのはいつだったかと考えた。

実家に同居している祖父母も含めての旅行となると、たぶん10年以上前、わたしがまだ小学生だったころだろうか。
この芝居と同じように、「年に一度は家族で旅行」という我が家の習慣がまだ生きていたころのドライブ旅行で、わたしは10代という年齢にはありがちな、家族での旅行なんてうっとうしい、と思いをあらわにしての参加だった。

主人公が、普段はバラバラの家族をなんとかキャンプに連れ出したように、我が家の場合は、きっと母親の奮闘があっての旅行だったのだろう。


帰り道、家族というものは自然に成りたつわけではなく、誰かの努力があってようやく家族たりえるのだと、そんなことを考えながら、もしかしたら今後、それはわたしの役目になるのかもしれないと、ぼんやり思った。
by chatelaine | 2007-08-01 23:58 | STAGE

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko