『DEATH NOTE ~the Last name』レビュー

これもまた昨年の話になるけれど、前編を観たらなんとなく後編も観なくてはいけないような気になって、『DEATH NOTE ~the Last name』を観にいった。

それにしても、藤原竜也は裏⇔表の表情の切り替えがうまい。舞台ならともかく、映像でも声の感じが違っているし。
豹変っぷりといえば、北村一輝も負けていないが、ライト役としてはちょっと歳を食いすぎているからね…。


【以下、ネタバレあり】






前編のまとめ方もうまいなぁと舌を巻いたけれど、この後編も予想以上にすっきりしたラストで驚いた。
原作のラストを踏まえながら、そこに至る経緯はまったく別の方法論をとっていて、とはいえこじつけ感もなく、腑に落ちるつくりになっている。
いや、むしろ私は、映画版のストーリーの方がしっくりきた。

その理由は、「ライトvsL」という観点にある。
原作において、Lはライトに負けた。最終的にメロ・ニアによって月の正体は暴かれるが、「ライトvsL」というサシの勝負としては、あきらかにライトの勝ちだった。

けれども、映画版では相打ちである。ライトとLは互角だった、ということになる。それどころか、知略を尽くしてライトの正体を暴いたLの勝利であったとも言えるだろう。
ここに勝敗の逆転が生じ、「ライトとLは互角のライバル」という、二人のファンにとってはこれぞというべき方程式が、復活するわけだ。

たぶん、私を含めたファンは、あくまでもライトとLの一進一退の攻防を見たいのであり、その戦いにメロ・ニアは不要である。(原作でLが死んでから、ストーリーのテンションが下がったことといったらなかった)

そこのツボを、映画版はしっかり押さえており、なおかつL人気にあやかって、スピンオフ作品まで作るというのだから…「DEATH NOTE」の映画化は、かなりの成功事例となるのかもしれない。

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【おまけ】
年末に、なにかのTV番組で、爆笑問題の太田がリュークのモノマネ(コスプレ?)をやっていたが…そっくり!わざわざリュークをCGにしなくてもよかったんじゃないかというほど似ている!
まったく、香取慎吾のニワさんに匹敵するぐらい、度肝を抜かれたよ。
by chatelaine | 2007-01-12 23:36 | CINEMA

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko
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