『抜目のない未亡人』レビュー

新国立劇場で上演された『抜目のない未亡人』を観にいってきた。
今年に入って3本目の三谷幸喜作品。意外なことに、大竹しのぶとタッグを組むのは初めてなんだとか。TV収録も入っていたので、会場も大盛り上がりだった。
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劇場に入った瞬間、舞台の上に広がるヴェネツィアの風景にとても懐かしさを感じて、すぐにでもヴェネツィアに行きたくなった。
ヴェネツィアは「ベニスの商人」や「オセロ」の舞台なので、演劇の舞台上でよく表現される都市だけど、これまで観た中で一番ヴェネツィアっぽさを感じる舞台美術だったような。単に、ヨーロッパ熱が高まっているからかもしれないけど。

2時間弱に凝縮された喜劇は、内輪ネタのコメディに寄りすぎ感もあったものの、やっぱり大竹しのぶは舞台映えする大女優だと再認識。喜怒哀楽にコロコロ変わる表情が見れて、なんだか得した気がした。

英国、フランス、イタリア、スペインそれぞれの求婚者たちも、お国柄を背負っていて面白い。イタリア人がえらくペシミスティックだったけど、まあその分スペイン人が馬鹿みたいに陽気だったから良しとしよう。
あと、「大根役者」の役で木村佳乃が出ているのもなにげに贅沢…。

観たあとに考えさせられるタイプの作品ではないけれど、その場でおおいに笑って、日ごろのウサを発散できるタイプの作品というのも貴重!楽しかった。
by chatelaine | 2014-07-14 23:47 | STAGE

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko
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