ミュージカル『天才執事ジーヴス』レビュー

日生劇場で上演中の、A・ロイド=ウェバーのミュージカル『天才執事ジーヴス』の初日を観にいってきた。
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ロイド=ウェバーは美しく切ないバラードやアリアに定評があり、わたしも大好きなんだけど、こんなコメディの曲も書けるとは意外。
てんやわんやの入れ替わり劇はテンポもよくて抱腹絶倒。先日観た三谷幸喜の『酒と涙とジキルとハイド』も入れ替わりを楽しむコント劇だったけど、本作は登場人物も多く、もはや誰が誰に成りすましているのかわからなくなるくだり、ちょっと複雑かも。

主演のウエンツ瑛士が想像以上に歌って踊れてたのにはびっくりした。エアギターならぬエアバンジョーを弾くラストも、なかなか演出を工夫したなという感じ。
一方で、くそまじめな執事役の里見浩太朗とのギャップがなんとも良い。英国執事の、ともすれば主人を見下してて皮肉屋なところがよく出ていた。

脇を固めるメンバーはお笑い芸人が多く、なだぎ武が演じるアメリカ人の成金ジャム屋が、特にいい味を出していた。とりわけ「How do you do?」のナンバーのくだり。周りからうっとうしがられていながらも、本人は全然意に介していない様子が、イギリス人の描くアメリカ人っぽい。

やっぱり普段からコントなどで芸を磨いている芸人さんって、コメディの舞台では違和感なく当てはまるなあと。歌えたり踊れたりと器用な芸人さんも多いし、これからも舞台への登用は増えるのかな。
by chatelaine | 2014-07-04 23:50 | STAGE

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko
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