『波乱万丈!おかね道 -あなたをうつし出す10の実験』レビュー

お台場は日本科学未来館で開催中の企画展、『波乱万丈!おかね道 -あなたをうつし出す10の実験』に行ってきた。

最初は、金銭感覚を調べる実験なのかなと思ったが、実はそうではなく、お金にまつわる10の実験を通して、自分の思考回路と行動を振り返り、それがどう世の中に反映されるのかを知る、という、いわゆる行動経済学を体験させる本企画展。

twitterでは、2人以上で行った方が結果を比較しあえて楽しい、との意見があったので、普段、美術展などは一人で行くタイプのわたしも、今回は息子をデイキャンプに送り込み、夫と一緒に行ってみることにした。
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入り口で通帳をもらって、ここに自分の実験結果を記録していくらしい。
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実験は全部で10個あり、モニター画面や映像を見て回答したり、カジノに参加したりと、ゲーム感覚で気軽に受けられる。
実験自体は工夫が凝らされていて面白いのだけど、会場の「実験器具」が簡易すぎて、なんというか安っぽいつくりに見えてしまったことと、導線がわかりづらかったのが難点かな。あと、質問によっては意図が不明瞭なものもあった。(深読みしすぎた?)

個人的には、「アンダーマイニングの実験場 ~ごほうびとやる気の深い関係」という実験が面白かった。ごほうびって、子育てする上で、避けて通れない話題だし、うまくすればモチベーションを向上させるけれど、この実験のように下手するとモチベーションを低下させてしまうという、なんとも扱いづらいもの。しかも、夫婦で共有了解を得ていないといけないし。


また、会場では子ども連れが多く見られたけれど、小学校高学年あたりにならないと、質問の意図や回答の意味がわからないかもと思った。まあ、個人差はあるので、利発な女子ならまだしも、わが家は鈍感な男子なので、連れてこなくて正解だったと思う。この手のものは、小さい子連れだと、なかなかゆっくり考えて見られないからね…。

とはいえ、身近すぎるお金について改めて考えるきっかけって、なかなかないから、適齢期の子どもたちの金銭教育の一助にはなると思う。また、わが家の場合もそうだけど、夫婦でこれからの家計の運用や、学費やローンや保険などの設計を考えるヒントにもなりそうな企画展だった。

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お金の使い方に現れる人間の"クセ"(一人ひとりがもつ選択と行動の特性)を、まずは10の実験であぶり出します。そしてこれらの実験結果から、それぞれのクセが脳や心のどのような働きから生まれるのか、さらに、私たちの何気ない日常の行為が社会にどのような影響を与えているのかを解き明かしていきます。これまで意識していなかった自分自身の姿をあらためて見出すとともに、お金と正面から向き合い、行動するための心構え――「おかね道(どう)」を身につける企画展です。
(日本科学未来館WEBサイトより)
by chatelaine | 2013-05-19 23:43 | ART

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko