10年ぶりの金田一少年

Kindleを買ってからというもの、マンガをむさぼる日々。
なかでも、中学生のときに愛読していた『金田一少年の事件簿』熱が再燃してしまい、読んでいなかった頃の作品を一気読み。

■『露西亜人形殺人事件』
最終的に、金田一が地獄の傀儡師・高遠と協力して一芝居打つことになるのが、個人的にはツボ。

■『怪奇サーカスの殺人』
鏡の屈折や、建物の構造を歪めてみせるトリックはイメージしづらいので苦手だなあ。

■『金田一少年の決死行』
高遠が罠を張る香港を舞台に繰り広げられる頭脳戦。明智警視があっさり刺されすぎ!という突っ込みはありつつも、追われる金田一のスリルが感じられて、かなり面白かった。我ながら悪趣味だけど、実は、冒頭の「巌窟王」という設定も好みだったり。

■『吸血鬼(ヴァンパイア)伝説殺人事件』
廃墟ホテルとはなんとも面白い設定。珍しい血液型(ボンベイ型)の人間が集まりすぎ!という毎度の都合のよさはありつつも、体重のトリックは納得。

■『オペラ座館・第三の殺人』
これもわりと好きな作品。舞台がオペラ座館というだけで期待したけど、アリバイトリックが秀逸。往復10分の距離を半分に縮めるというシンプルなトリック、好きだなあ。

■『獄門塾殺人事件』
早い段階で、犯人の片割れがわかっているという異色作。高遠が裏で糸を引き、明智警視も登場。2つの建物を利用した、大掛かりなトリックも面白い。

■『雪霊伝説殺人事件』
バラバラ殺人のトリックで、ひとつ腑に落ちない点があって、釈然としないまま終わってしまった。犯人は部屋に入らないまま、どうやって身体のパーツを組み立てたんだろう。胴体をタンクから出さなきゃいけないし、窓の外から手を入れてできるのか?

■『黒魔術殺人事件』
トリックもストーリーも動機も、ちょっと物足りなかったな。ネタ切れでせうか…。


中学生のときは、本当に1ページめくるごとに心臓がドキドキして、「!?」のマークとか、怪しい仮面の人物が出てくるたびに(というか、顔にヤケドした登場人物多すぎ!)、背筋がゾクゾクしたものだった。あれは、わたしが子どもだったからなのか。
でも、当時の作品はやっぱり、新鮮さと勢いがあったように思う。様々なトリックや犯行の動機も、納得いくものだったし。まあ、回を重ねるごとにネタ切れになっていくのは、仕方がないといえばそれまでだけど。

あと、これまでは電子書籍でマンガを読んでもあまり不都合を感じなかったけれど、推理モノでは、答え合わせをするときに、あのシーンのあのページどこだっけ?と振り返るのに不便だなあと思った。とはいえ、かさばらないに勝るものはないから、これからもマンガは電子で買い続けると思うけどね。
by chatelaine | 2013-04-02 23:55 | BOOK

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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