GMNマンスリー企画「中学受験の間違い!いま本当に中学受験で求められているものとは?」/前編

たびたび参加している、グローバル・ママ・ネットワーク(以下GMN)のマンスリー企画、「中学受験の間違い!いま本当に中学受験で求められているものとは?」に行ってきた。

中学受験なんてまだまだ先じゃないかと思いつつ、いかんせん、わたしが東京の受験事情に疎いのと、なかなか自由になる時間が少ないので、予定が合うなら早い段階でもリサーチして、長期レンジで検討しておきたいテーマなのである。

というわけで、今回、中学受験の大手塾を退職し、現在は個人塾を経営している宮本毅氏の講演を聞いて、勉強になった点などを備忘録的にメモ。
著作も何冊か出ているようで、ベーシックなものを1冊購入。

はじめての中学受験 これだけは知っておきたい12の常識

宮本 毅 / ディスカヴァー・トゥエンティワン

未読




<講演内容>
◆中学受験の現状理解
子どもの数は減少傾向にあるが、中学受験率は横ばい。公立の中高一貫校人気が高まっている。
受験校をA~Eランクまで分類すると、A~Bランクの学校(いわゆる御三家や有名私大系付属など)の受験率は前年比より増加しているが、C~Eランク校は前年比減。しかし、海外の大学への進学や留学を視野に入れるなら、むしろC~Dランク校の方が、制度などが充実していたりするのだとか。

⇒Aランク校ばかり気になりがちだけど、Bランク以下の学校も情報収集しなくちゃな~。むしろ、Aランク校はなんとなくわたしでも知っている学校が多いけど、それ以外ともなると、地方出身者のわたしには、まったく初耳の学校も多いし、ここらへんのリサーチも必要、と。


◆進学塾ってどんな場所
進学塾はビジネスであり、実績が命。優秀な生徒ほど、他塾への離脱を防ぐため、大量の宿題や授業を受けさせ、自塾に拘束しようとする。優秀なクラスには優秀な先生がつくが、下位クラスはアルバイト講師なども多い。
大手塾は営利団体ということを理解したうえで、塾の言いなりにならず、塾を利用してやろう、ぐらいの気持ちで通うのがよい。

⇒長年、大手進学塾にお勤めの講師だったので、いろいろと裏話が聞けて面白かった。志望校選びもさることながら、塾選びって、ひとつの大きな選択だなあ。うちの近所にいい個人塾があるのか、これまた要リサーチ。


◆中学受験に必要な学力とは
なにはともあれ国語力。語彙の少ない子が増えているが、語彙を増やすには、親子の会話と精読がポイント。早く読むより、ゆっくり意味を確認しながら読む時間を。また、多角的に物事を見る目を養うには、ニュースについて話すのが一番。
算数は正直センスだが、センスは訓練できる。レゴや積み木などで、小さいときほど数感が鍛えられる。
社会は歴史マンガや地図帳を駆使して覚える、あるいは電車での旅行も有効。
理科は日常のあらゆる場所が教室となる。外遊びの中で見る自然、料理の中で知る生物、お風呂の中で感じる物理など。

一方で、詰め込み型の勉強や、先生から出された課題をこなすだけの「受け身」な勉強しかしてこなかった生徒は、入学してから苦労するとのこと。特に、御三家などでは、入学してから、「自分で課題を見つけて解決する力」が問われる授業が多いので、指示待ちに慣れた子には辛いのだとか。

⇒何も特別なことはなく、普段の生活の中の、親の関わり方しだいで、いかに子どもの知力を左右するのかがよくわかった。たぶん、このあたりが「地頭の良さ」に繋がっていくのだろうな。
個人的には、数感を鍛える話の具体例がかなり参考になった。あとはやっぱり、言葉は大切にしたいなと、改めて。


◆ママが陥りやすいワナ
「褒め」教育は、子どもに安心を与える一方、ともすれば慢心や油断につながることもある。
中学受験はゴールではなく、将来を生き抜く力を身につけさせるのが教育である。「保護者」であることを忘れず、子どもを守る立場を通すこと。

⇒後半は非常にあたりまえのことなんだけど、それを狂わせてしまうのが中学受験なのだとか。講師は、母親が熱くなりすぎ、親子関係が険悪になった家庭をたくさん見てきたというのだから、事実なんだろうけど・・・。自分もそんなふうになってしまうとは考えにくいけど、ここはひとつ、冷却役としての父親のコミットも担保しておかねば。


後編に続く>
by chatelaine | 2012-11-04 23:13 | 子どもの教育

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko
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