GMNマンスリー企画「2020年の教育と子育てを考える」/後編

前編で書いたように、 グローバル・ママ・ネットワーク(以下GMN)のマンスリー企画、「2020年の教育と子育てを考える ~モンテッソーリ教育、北欧の教育事情から学ぶ『人間力』の育みかた~」にて、基調講演のあと、小野寺さんと木村さんとの対談で、わたしのモンテッソーリに対する興味はさらに深まった。
木村さんの冴えわたるファシリテーションにより、論点は主に3つ。

①モンテッソーリメソッドにおける大人(教師)の立ち位置について
②子どもの好きなことばかりやらせていて、協調性は育つのか?
③モンテッソーリというオルタナティブな教育メソッドを、地域と家庭に落とし込むことについて

どの論点も、今の日本の社会・教育制度と照らし合わせたときに、疑問や不安に感じることばかり。
しかし、現状に不満を言っていても仕方がないので、できることから主体的に動こう!というのが、このGMNの主旨。そこで③の視点が必要なんですね。なかなか難しいですが。


①に関して、北欧のモンテッソーリの教師は、「一律に教える」ではなく、「学びのきっかけを与える」というスタンスらしい。子どもの自主性に任せた授業の中で、子どもの疑問や気づきをピックアップし深めていくという、ファシリテーター役のよう。これは、答えを出すことに重きを置く日本の教師(教育)では難しそうだ。(そもそも教師を育てる過程が、北欧とは異なるそう)

②に関して、これは個人的にわたしも気になるところだったが、結論から言えば、圧倒的な協調性に満たされるそうだ。
それは、0~6歳の時期に、人の目を気にせず、「今日はこれをやる」と決めることによって、責任を持つことができるようになるからだという。つまり、人と比べるのではなく、自分で決断する力を持てるようになった子どもたちは、まるでオーケストラのように個々の楽器が個性を放っていながらも、全体の調和がとれている状態になる、とのこと。
にわかには信じがたい状況だが、これは、今までの日本的な「協調性」という定義を捉えなおす必要がありそう。

③については、わが家でもできるモンテッソーリ「的」な取り組みを考えてみた。
■子どもと一緒に、できるだけいろんな体験をする
⇒ピースボートは難しいけれど、海外にはいっぱい行きたいし、国内では特に自然と触れ合う機会を増やしたい。

■子どもが興味をもったことは、多少危険でも、やらせる
⇒すぐに「危ないよ」「これはダメ」と危険な事柄を排除しない。環境を整えたうえで、親が「見守る力」をつけること。

■保育園に対して異年齢保育を働きかける
⇒現状、うちの園での異年齢保育は、早朝保育と延長保育。他にどういうシーンで異年齢保育があるのか、まず実態を知る。


最後に、3~4人一組で感想や疑問や課題をシェアリングののち、全体でのシェアリング。練られたプログラムで、本当に3時間があっという間だった。GMNの企画、今後も定期的に参加したいと強く思った。
by chatelaine | 2012-02-19 23:07 | 子どもの教育

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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