『トレインスポッティング』レビュー

今日は『トレインスポッティング』をビデオ鑑賞。夜中に観たので、鑑賞というか、映像を流していただけ・・・という気もしますが。

舞台はスコットランドとロンドン。ドラッグ中毒の主人公の日常の話ですが、ストーリー性はあまりなく、かといってドキュメンタリーのように、テーマ性の強い作品というわけでもない感じ。ドラッグはダメよ、などというメッセージも皆無でした。

そう、淡々と主人公の様子が描写されていって、ときにはシュールなカット割りが入り。トイレに吸い込まれるシーンとか、天井を這う赤ん坊とか。(ここだけ書くとホラーですね/笑)

本作は、もともと英国やスコットランドの雰囲気を感じるために借りてきたのですが、なかなか都市部労働者層、特に若者の病んだ感じが出ていました。パブのケンカっ早い様子とか、雑然とした溜まり場、絶対入りたくないほど汚いトイレ。ま、ロンドンは観光地として描かれていましたが。

全体的に、カメラワークと音楽の使い方が、作品を盛り上げていました。まるでPVのような感覚。俳優陣も、ユアン・マクレガー以外まったく知らない人たちばかりだったのですが、逆にそのおかげで、何の先入観も思い入れもなく、本当に淡々と観れました。
私はユアン君を、巷の人気ほどには、好きではないので。

良くも悪くも、ジェントルマンの国の裏側を垣間見れる作品です。

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「PTAのおばさん族がごらんになると気絶しそうなイギリスの若者映画」
(産経新聞連載 『淀川長治の銀幕旅行』より抜粋)
by chatelaine | 2005-08-07 23:31 | CINEMA

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko