『宇宙戦争』レビュー

今日は、私のあまり得意でないタイプの映画、『宇宙戦争』を観ました。どうにも私は、SFやアメコミやパニック系・近未来系の非現実的な話は好きになれなくて、重くて暗~い人間ドラマか、きちんと筋道の通ったサスペンス、幸せ気分になれるラブコメなどをよく観ます。

新宿には、誕生月はオール1000円!という映画館があるんですよね。私は今月が誕生月なので、しかも、ここはバイト先から徒歩1分ということもあって、たまたま通ったら開始時間ぴったりで…。皮肉よねぇ。でもこの映画館、今月は重宝しそうです♪


本作は、パニック・ムービーの序盤でよくある、「これこれこういう異常事態がくるから避難しろ」と警告する人と、「んなもん来るわけがない」と否定する権威の対立…という構図がなくて、いきなり宇宙人だぁ!!という現実が突きつけられるので、まどろっこしさがなく、テンポはよかったです。イライラ&やきもきすることもなかったし。

まぁ、ストーリーは単純なパニックもので、もちろんのことながら、主人公役のトム・クルーズとダコタ・ファニングが死ぬなんてことはありません。ただ、ラストはどういうふうに終わらせるんだろうか、とだけ考えてましたが、まぁ、落ち着くように落ち着いた…って感じでした。

なので、見どころはやっぱり迫力ある演出ですね~。地中からズゴゴゴゴ…とマシーンが出てくる地割れ、地下の隠れ家での息をひそめるかくれんぼ(?)、亀裂とともに崩壊する家々。

それから、ダコタちゃんのパニック演技。これまでわりと、かしこぶってる役が多かったけど、本作では等身大の、10歳の女の子のパニックぶりだなぁと思いました。あまりに自然すぎるぐらいの怯え方に、この小さな女優の末恐ろしさを感じましたよ…ほんと、「この状況におかれた10歳女児の代表的反応」みたいな感じ。

あ、トムについてはあまり言うことないかも…(笑)。いや、がんばってましたけど。


【以下ネタバレ】





車にたかってくる群集と、車をめぐって殺し合いになってしまうシーン。
これはさすがに、人間の醜さ、浅ましさ、エゴイズムを感じました。いくら助け合いだの何だのといっても、所詮は家族大事、我が身大事。トムだって、娘のために、隠れ家の仲間(?)を殺してしまうわけですから…。こういう部分に、生きることは奇麗事じゃないんだよ、ってことが描かれていて、やっぱりスピルバーグかなと。

あと、なんかしっくりこないのが、長男。途中からやたら正義感が強くなって、船で人を助けるまでは理解できるけど、家族を置いて個人行動(=軍?)に走るかなぁ…。親離れを暗示してるのか?それにしても、ボストンの家にはちゃっかり先にいるしさ。本作一番のなんだこいつでした。

最後に一言。
なぜ変なところで日本が引き合いに出されるのでしょう。テレ朝とか。
しかも、大阪では宇宙人をやっつけたって(笑)。大阪出身の私としては、その辺の理由が気になりますねぇ。よっぽど大気中に微生物が多いのか…はっ、さては道頓堀の水が汚すぎたのでは??きっとそういうことですねっ!大いに納得だわぁ…。
(たぶん、USJがあるから…かな?)
by chatelaine | 2005-07-04 23:29 | CINEMA

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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