『スラムドッグ・ミリオネア』レビュー

夫と代わりばんこに息子を抱いて寝かしつけながら、アカデミー作品賞『スラムドッグ・ミリオネア』を鑑賞。

スラム街出身の学のない青年ジャマールが、なぜクイズに正解することができたのか、という取り調べにからめて、彼自身に身の上を語らせるという展開。
クイズ一問一問の回答に、ジャマールの忘れられない思い出が重なっていて、それが切なかったり胸をすくようであったり、あっという間の2時間だった。

インドの抱える貧困と、宗教対立、そして子どもを食い物にする大人たちを描いていながら、そこまで悲壮感を感じさせないのは、子どもたちから感じ取れる希望のせいだろうか。
特に、過酷な環境に身を置いていても、まっすぐに人を愛せるジャマールには、すがすがしさを感じる。

生まれおちた環境は変えられないけれど、自分しだいで人生は変えられるという勇気をもらえる作品であった。
by chatelaine | 2009-11-11 23:05 | CINEMA

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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