『バットマン』レビュー/怪優ジャック・ニコルソン

今日は、おうちでおとなしく『バットマン』をテレビ鑑賞。

こういうアメコミものは、普段あまり観たいと思うジャンルじゃなくて、たとえ渡辺謙が出ていても、『バットマン・ビギンズ』にも特に関心がないのですが…。ただ、本作のジャック・ニコルソンがいろんな意味でスゴイと聞いていたので、観てみました。(テレビだし、タダだし)

そのジャック・ニコルソンの怪演っぷりといったら!はっきり言って、映画の内容やバットマンそのものより、ニコルソンの「イ~ッヒッヒッヒッヒ」「ウヒャ~ッヒャヒャヒャヒャ」が頭に貼りついて(爆) 

内容は、これはもう有名な映画ですし、いまさらなので書きませんが。ただ、悪役のニコルソンが強烈すぎて、主役のバットマンを応援しようとか、手に汗を握る展開にハラハラドキドキ…ということはまったくなくてですね。気になったのは、ニコルソンがどうやって最期を迎えるのかなぁ、どうやって収拾つけるんだろう、ということだけでした(笑)

あんな満面の笑顔で幕とは…。やっぱりニコルソンは狂気を演じるのがすばらしく上手ですね。というか、似合いますね。

目で狂気を演じる役者は、ジョニー・デップなんかがそうだなと思うんですけど、まぁ何人かいると思いますが、身体全部で怪しさ全開な役者は彼ぐらいじゃないでしょうか。それも本作では、観ている人を怖がらせつつ笑わせる、道化のような役。まさにハマり役だなぁと。

また、セットがチャチで安っぽいところが、ティム・バートンらしくて微苦笑しました。あのゴッサムシティのとってつけた感!私は『スリーピー・ホロウ』の世界観が好きなので、もちろん作品の順序としては『バットマン』の方が先なんでしょうけど、このいかにもティム・バートン的なセットがうれしかったです。

『バットマン・ビギンズ』の方は、CMではかなりCGを駆使しているように見受けられました。うーん…、戦闘シーンの迫力は増すんだろうけど、しかもバットマンの生い立ちに焦点を当てるようなので、人間ドラマっぽく仕上がってるんだろうけど、1作目のあの「どーにでもなれ」的な、いい意味でいい加減なところがなくなっちゃうのかな?

ただ、『スパイダーマンⅡ』みたいな、愛も友情も正義も悪も葛藤も、あれもこれも詰め込んでみました、っていうのだけは勘弁してほしいところです。消化不良を起こしそう。


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ついでに、最近テレビで観た映画リスト
『不良の掟』
56年のフランス映画。深夜にモノクロはきつかった(けど全部観た)。
「私と付き合いたいの?」
「お前しだいさ」
というパターンの口説き文句が多かった。どちらも相手の出方をうかがうところが、どことなくフランス的だなぁ。

『陪審員』
デミ・ムーアが母親役を熱演。
私の好きな法廷サスペンスかと思ってわざわざ録画したのに、マフィアの恫喝に耐えながら、どう家族の身を守って対抗するかという、いまひとつスリルに欠ける(←致命的)サスペンスでした。
by chatelaine | 2005-06-08 23:49 | CINEMA

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko