高校受験真っただなかの妹の気分転換リクエストで、『L change the WorLd』を観にいった。
この3連休に入試があった高校が多いらしく、地元のシネコンは、とりあえず試験が終わって一息モードの受験生らしき観客でいっぱい。 『DEATH NOTE』スピンオフ企画の本作は、本家とは違って、知恵比べ的な要素は少ない。むしろ、これまでのLのキャラクターをメインに、そのキャラクター性をどこまでくつがえせるか、ということに焦点を当てた作品のように思う。 いわゆる、「Lのギャップ」というやつである。 Lの明晰な頭脳はもちろんそのままだが、ワタリ亡き後、そして自らの死が迫る中、行動的で汗をかくL。なにせ、ラストなんぞは離陸後の飛行機に飛び乗っちゃう『ダイ・ハード』並みのアクションである。 もうひとつのギャップは、子どもと接するときの、Lの当惑っぷりだ。頭脳では解決できないことはないLが、未知の領域である子守の方法がわからないでいる様子は、L自身が迷子になった子どものような愛おしさがある。 そう、両方とも、女子が弱いギャップというやつである…。 なにはともあれ、L=松山ケンイチのなりきり度は抜群。 そして、Lの後継者となる少年・ニアもまた同様にすばらしい。一瞬、子ども時代のLかと思ってしまったぐらい、目つきやしぐさが似ている。そして日本人の子役だとわかった後でも、どうしてもタイ人に見えてしまう…! この調子で次作があるとすれば、今度はニアのスピンオフだろうか。 しかし、よく考えてみると、わたしは『DEATH NOTE』は3作とも映画館で観ていることになる。別に、松ケン好きというわけでは、決してない…はずなんだけど。 【以下、突っ込みたくなる有象無象】 ・唐突に現れるFBIの駿河(南原清隆)に当惑。まさに降ってわいた感じの役どころ。都合のいい運転手役として出てきたもんだねえ…。 ・環境保護団体「ブルーシップ」の中では、高嶋政伸よりも工藤夕貴よりも、佐藤めぐみが怖い。なぜあれほどアンドロイドみたいに無機質なのか。組織への妄信というか、ここまで組織に入れ込めるのはなぜなのか、逆に彼女の背景にあるものが知りたいわ…。 ・九條博士(工藤夕貴)だけ、感染時に血の涙なんか流しちゃって、特別扱いもここまでくると、ちょっと…。
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