滞欧14日目

ベルリン

朝からユダヤ人博物館へ。

もっと先に観光すべきメジャーどころがありそうなものだけど、私がドイツ史の中で一番興味があるのは、ナチ時代のホロコーストだったりする。

学校で、唯一選択したドイツ系の講義で、この博物館が紹介されたとき、その近代的な建築構造に加えて、ドイツにユダヤ人の博物館があることそのものに驚いた。
ドイツにとって、ユダヤは、できれば目をつむってやりすごしてしまいたい、負の歴史のはずなのに。


実際、ベルリンほど、大戦を思いおこす街も、はじめてかもしれない。
ほとんどの建物が爆撃をうけたせいか、ヨーロッパの街にしては、近代建築が目立つ。

イタリアもたしかに敗戦国だけれど、歴史的価値のあるものはきれいに残っているし…。
(とりわけローマは、連合軍側にとっても、宗教的に特別な場所だったのだろうか)


ショッピングをしながら、博物館島の横にあるドーム型の聖堂へ。
「ベルリン、天使の詩」を思い出すような、天使たちがみまもる聖堂…。


夜は、S教授のお供でstaatsoperのコンサートへ。
ドレスアップを試みるも、寒すぎて断念。
指揮者は、授業でもDVDで観た、バレンボイム。

朝、私が窓口で当日券を買おうとしても、「sold out」の一言だったのに、教授の手にかかると、なぜか一番いい席のチケットが手に入った。
こ、この格差はなに…?

ともあれ、生バレンボイムはすんばらしかった。
彼は、情念のひとだと感じた。
二幕目のベートーヴェンでは、ピアノも弾きつつ、指揮。
満席の客席もブラヴォーの嵐。


教授いわく、現在の指揮者で、マーラーやワーグナーなど、愛と死を髣髴させる曲を振らせたら、彼の右に出るものはいない、そう。
さすがに教授のように、海外公演まで追っかけることは不可能だけど、日本公演は要チェックね。


コンサート後、日本料理店で夕食。
白ワイン
さしみ
てんぷら
鴨のフライ
らーめん♪

滞欧最後の夜なので、ホテルに戻って教授をたきつけ、ヴーヴ・クリコを開ける。
いや、空ける。
by chatelaine | 2006-03-23 06:32 | EUROPE

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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