『大英博物館展 ~100のモノが語る世界の歴史』レビュー

東京都美術館で開催中の『大英博物館展 ~100のモノが語る世界の歴史』内覧会に行ってきた。
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大英博にはあまりにも膨大な数の展示物があるので、どのような軸で選び、紹介するのか?
と、見せ方の方に興味があったのだけど、「100のモノが語る世界の歴史」という切り口で、最古の人類発祥の地タンザニアの石器から、グローバルな現代社会を象徴するモノまでがキュレーションされていて、とても面白かった。

アジア・アフリカ・南米も含む、まさに世界中から集められた歴史を表す品々に、
さすが大英帝国!よく(ぶんどって)集めたな!
と思わずにはいられない。

懸念していた単調さもまるでなく、音声ガイドもタイムスリップ仕立てになっていて面白かったので、お留守番させた息子を連れてきても楽しめそうだった。


今回は撮影許可があったので、100点の中からお気に入りのものを撮影してきた。
私的には、やっぱり古代のモノにロマンを掻き立てられる。


◆オルドヴァイ渓谷の礫石器・・・大英博で最古のモノ!
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◆ウルのスタンダード・・・メソポタミア文明の地ウルで出土した箱。ラピスラズリを使った細工が細かくて美しい!
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こちらは裏面。
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◆ラムセス2世像・・・いろんな展覧会で見るけど、いつ見ても凛々しいお顔
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◆アレクサンドロス大王を表した硬貨・・・このコインで貿易がされていたんですね
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◆アウグストゥス帝の胸像・・・虚弱だったというオクタヴィアヌスには見えない力強さ
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◆アラビアの手形奉納品・・・イスラーム以前の神、そんな時代もあったのね。手に掘られた文字は何を意味するのだろう
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◆アステカ文明の悪霊の像・・・悪霊ということだけど、このコミカルな表情がなんとも憎めない
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◆イフェの頭像・・・ナイジェリアで作られたアフリカン・アート。ネフェルティティの胸像を彷彿させるシルエット。
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章ごとに、年表と世界地図でわかりやすく紹介されていたので飽きなかった。
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最後に、「東京都美術館が選ぶ101点目」として、震災時に活躍した“紙管”というモノがランクインしていた。
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いまから数百年後に現代を振り返ったとき、この時代を象徴する“モノ”とは、いったいどういうものが選ばれるのだろう?
200万年前の石器と現代のハイテク技術が、人間の営みという歴史の線で繋がってみえた。


by chatelaine | 2015-04-18 23:29 | ART

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko