映画ドラえもん『のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』レビュー

息子と一緒に『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』 を観にいってきた。

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わたし自身が小さい頃からドラえもんで育ったため、ノスタルジーもあいまってすぐに感動してしまうし、とりわけ大長編は全巻揃えて愛読していたので並々ならぬ思い入れがあるのだけれど、今回の作品は感動ポイントもなく、ただただ残念だった。

いつもは隣にいる息子に「ママまた泣いてたの!?」と呆れられるぐらい涙してしまうのだが、今回はあまりにものび太をバカにするシーンが散見され、泣けるどころか違和感を覚えてしまった。

確かにのび太はできの悪いやつだけれど、作者がのび太は自分の分身だというだけあって、はしばしに作り手の愛を感じたんだよね。それが今回は、制作者までもがのび太を笑いものにしているような気がして、いい気分がしなかった。ターゲットの子どもへのウケを狙ったのだとしてもあまりに浅はか。

新しい友だちができる⇒友だちのためにチームで助け合う⇒冒険を通してのび太(あるいは仲間)が成長する⇒切ない別れ、
というのが大長編の醍醐味なのに、「ヒーロー」とか「必殺技」という表面上の薄っぺらさでお茶を濁された感じ。アロンとの友情も感じられなかったよ…。

来年は「のび太の日本誕生」のリメイクのようなので期待できそう。
これは大好きな作品で、何度もビデオで見ていたので、「ペガ~、グリ~、ドラコ~」と叫ぶのび太くんの姿が、大人になっても耳に残っている。まさか自分の子どもと一緒に見れるとは、ずいぶん時が流れたものだ。

by chatelaine | 2015-03-07 23:53 | CINEMA

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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