5歳児連れホーチミン旅行(Ⅷ)クチトンネル観光

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ホーチミン4日目は、クチトンネルに行く現地ツアーにお友だち親子と参加。ベトナム戦争時にベトコンが潜んでいた地下道が公開されており、実際に入ってみることができるということで、ダークツーリズムが好きなわたしとしては、楽しみにしていた場所。


朝食後、ツアーバスで約1時間かけてクチへ。
まずは古いビデオを見て、ベトナム戦争のなんたるかを予習。ビデオはベトナム側の視点で作られており、米兵は残虐で鬼畜な侵略者として描かれていた。アメリカ人観光客もいたようだけど、彼らは何を思うのだろう…。
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ツアーは日本語ガイドについてまわる形式。ベトコンが仕掛けたトラップのレプリカや、米軍の爆撃の跡(こちらは本物)が展示されている。
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米軍の不発弾や武器の展示。ベトコンは不発弾を拾ってきては改良し、独自の武器に作り替えていたらしい。物量作戦で攻めるアメリカとは対極の戦い方。
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こちらは、人が一人やっと通れるぐらいの穴。ベトコンはこういう穴から地下と地上を自在に出入りし、神出鬼没な動きで米兵を撹乱したという。
穴に入ってみたが、大人は腕を上げて出入りしないと肩がつっかえてしまうほど狭い。わたしが穴に入ったのを見て、息子がふたを閉めるべく、虎視眈々と準備をしている…。
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この体験は人気のようで、みなさん順番待ち。いの一番に穴に入った子どもたちは、他の人の番でもふたを閉めたくてしかたない。
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こちらは地下トンネルの入り口。子どもは余裕だが、大人はかがんで移動しないといけないので、足腰がきつい…。
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全長200キロのうちの、たった60メートルだけのトンネル移動体験。足腰がガクガク。係員に「出口だよー」と言われてひと安心。
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驚くべきことに、このトンネルは移動のためだけでなく、住居としても機能していたという。寝起き、炊事、勉強など、アリの巣のように張り巡らされた地下トンネルで生活が営まれていたというから、ベトコンの徹底抗戦ぶりがうかがえる。

わたしは事前にベトナム戦争の映画をたくさん見てきたこともあって、クチトンネルを楽しみにしていたのだけど、はたして子どもたちはどうか?途中で飽きるのではないか?と危惧していた。
が、しかし、野外のポイントを歩き回るから飽きないし、体験型の観光とあって、子どもたちは穴に入ったりトンネルをくぐったり戦車によじ登ったりと、アスレチックのように楽しんでいた。歴史的背景はさておき、楽しんでくれるに越したことはない。
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最後は別料金で射撃が体験できる場所もあった。銃の音はかなりうるさく、銃声や爆発音がなる中で生活するなんて、どれほどストレスフルだったのだろうかと想像できた。世界では、いまだ、この音が日常的に聞こえる地域もあるんだよなあ…。
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ホーチミンへの帰りに、戦争博物館に寄ることもできたが、さすがにこれは子どもが退屈するだろうし、じっくり見れないだろうと思い、パスすることにした。いつか、歴史がわかるようになったら、息子と再訪するのもいいかもしれない。

泥沼と言われたベトナム戦争。
いま、戦争中や紛争中の地域も、数十年後には、「あのときの戦闘地です」とダークツーリズムができるくらいに平和になっていることを願って、クチトンネルを後にした。


by chatelaine | 2014-12-30 23:16 | 子連れ旅行

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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