『夢見るフランス絵画展 ~印象派からエコール・ド・パリへ』レビュー

会社帰りに、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『夢見るフランス絵展 ~印象派からエコール・ド・パリへ』に行ってきた。
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永井荷風の「ふらんす物語」を引き合いに出し、「日本人が憧れたフランス」を体現するような構成。会場のカラーもピンクで、夢見心地な雰囲気が出ていた。
フランス好きは夢を見る。いち、フランス好きとしてはため息が出るばかりのコレクション。

なかでも良かったのがユトリロ。わたしが中学生の頃に、ひと目で心惹かれて美術の時間に模写をした「パリのサン=セヴラン教会」の現物があり、この作品が日本にあったのかとうれしくなった。ユトリロの白と、フジタの乳白色は、ほんとうに心地よくなる色。

他にも、ルノワール、モネ、セザンヌ、シャガール、マリー・ローランサンなど、フランスを代表する、そうそうたる画家たちの作品が並んでいた。

しかし、これだけの規模のコレクションを持つ日本のコレクターって、いったいどんな人なんだろう。
前に、会田誠がtwitterで嘆いていたけれど、最近の日本の若手実業家などは、お金を持っていても、美術品の収集やパトロネージには関心がなく、このままでは日本の現代アートは海外の収集家に流れてしまう、と危惧していた。

かつての日本人が芸術の国フランスに夢を見たように、いま、日本に夢を見るコレクターが、世界のどこかで日本のアートを収集していたりするのかな…と想像を広げた。
by chatelaine | 2014-11-11 23:06 | ART

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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