『STAND BY ME ドラえもん』レビュー/私的ドラ泣きポイント

息子と一緒に、映画『STAND BY ME ドラえもん』3D版を観にいってきた。

ドラえもんで育った親世代も泣くこと必至というわけで、わたしもアイメイクは薄めにし、子どもと自分のそれぞれのタオルハンカチを握り締めて劇場へ。
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ストーリー的には、「未来の国からはるばると」と、「のび太の結婚前夜」と、「さようならドラえもん」と、「帰ってきたドラえもん」を繋げた感じ。どの話も名作中の名作であり、これをまとめて1本の映画にしてしまうなんて、正直ずるいなあと思う。

どれも知っているストーリーなのに飽きないのは、ああ子どもの頃にもこのシーンで泣いたなあとか、宝物だった第6巻が弟のイタズラで破れたときの憤りとか、春休みにはおじいちゃんにねだって映画に連れて行ってもらったなあとか、自分とドラえもんの思い出がよみがえってきて、相乗効果で感傷的になる部分も大きい。ドラえもんを見て育った人の宿命か。

3DCGについては最初はかなり違和感があったものの、のび太がはじめてタケコプターで空を飛ぶシーンが危なっかしくて3Dならではの迫力が出ていた。まさかドラえもんの映画で「迫力」を感じることになるとは…。意外と、大長編の3Dバージョンもありかもしれない。


【以下、ネタバレありのドラ泣きポイント】
















泣かせるシーンはいくつもあって、もちろん、「さようならドラえもん」のくだりの、ジャイアンと喧嘩するシーンがそのクライマックスなのだけど、それ以外に心に残ったシーンなどをピックアップ。

(1)パパやママに何もしてあげられなかったわ、と言うしずかちゃんに対して、しずかちゃんのパパの言葉。

「きみはぼくらにすばらしいおくり物を残していってくれるんだよ。数えきれないほどのね。最初のおくり物はきみがうまれてきてくれたことだ。午前3時ごろだったよ。きみの産声が天使のラッパみたいにきこえた。あんな楽しい音楽はきいたことがない。」

・・・もうここは説明不要で全親が号泣ではないでしょうか?


(2)のび太が、未来ののび太に「ドラえもんに会っていく?」と尋ねると、

「やめておくよ…ドラえもんは、ぼくの子ども時代の友だちだから」

・・・大人ののび太くん、いろいろとわかっている。子ども時代にしか見えないこと、できないこと、いっぱいあるよね。ドラえもんはそれが具現化したものなんだよなあ。


とにかく、随所随所で涙腺を刺激して、クライマックスに持っていく流れなわけで。映画館であまりに泣きすぎて異常な人になってるんじゃないかと不安になってしまい、最後の方は感情を抑制してしまったので、感傷に浸りたいわたしのようなタイプは自宅で嗚咽しながら観た方がよかったのかもしれない。

ちなみに5歳男児は、隣で母がやたらに泣くものだから、びっくりしてしまって自分は泣けなかったらしい。じゃましてごめん…。
by chatelaine | 2014-08-18 23:48 | CINEMA

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko