『オルセー美術館展』レビュー/巨大美術館の隠れた一品を求めて

国立新美術館で開催中の『オルセー美術館展 印象派の誕生~描くことの自由~』に行ってきた。

正直、オルセーはこれまで何度か行っているので、今回はパスしようかと思っていたところ、息子がこの美術館の託児ルームが大好きで、行きたい行きたいと言うものだから、それならばということで息子は託児、親は美術展に行くことにした。
国立新美術館の託児、良心的価格なのに子どもの満足度は高くてかなり助かる。
d0059811_2034511.jpg

オルセーといえばとにかく印象派。はじめてパリに行ったときは、ルーブルと併せて入り浸ったものだ。2011年に大規模改装されたらしいので、これはまた行ってみなければ。

今回は、マネの「笛を吹く少年」が序盤に登場。ミレーの「晩鐘」もきていた。
こういった超有名な作品は別として、旅先で行くオルセー美術館は、ルーヴル美術館同様、点数が多すぎて飛ばし見せざるをえないので、今回のような企画展の折には、見過ごしていた作品と向き合えるのが嬉しい。

例えば、マネの「アスパラガス」など、たぶん普通にオルセーに飾られていても、なかなか注目しない作品だと思う。けれど、改めて個別の企画展で見ると、さらにストーリーを持たせて展示すると、その良さに気づく。そういう「隠れた一品」をいかに魅せるかが、キュレーターには問われるのではないか。

モネの大作「草上の昼食」も良かった。当時、お金のなかったモネがアパート代のかわりにした作品らしい。こういう逸話があると、ぐっと絵が身近に感じる。大家さん、得したね、と。(その後、モネが買い戻したそうですが)

また、サッカーW杯で話題となった「ひざ蹴り」と「噛み付き」の作品もあった。神話の世界の絵なんだろうけど、作者の意図とは異なり、別の意味で有名になってしまったね…。


国立新美術館では、今回の「オルセー美術館展」の後に、「チューリヒ美術館展」「ルーヴル美術館展」が控えている。一方、上野では「ウフィッツィ美術館展」も。
秋に向けてヨーロッパの大型美術館の展覧会が相次ぐけど、さてコンプリートできるかな。
by chatelaine | 2014-08-16 23:34 | アート

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko