女の人生と宝石と

いま読み進めている教育関係の本が難しくて、途中でついさくっと読める小説を手にとってしまった。

湊かなえ『サファイア』角川春樹事務所 読了

サファイア

湊 かなえ / 角川春樹事務所

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各章に宝石の名前が付いた短編集。基本的に一話完結となっていて、もしや湊さんならありうる、と予想したような全編連なるオムニバス形式ではなかった。湊さんのウリである読後感の悪さ(褒めてます)はないけれど、一話ずつが読ませるミステリ。

私的には、「ダイヤモンド(すずめの恩返し)」と、「ムーンストーン(女性2人の友情)」の2作品が、新機軸を打ち出してきたようで印象的だった。
最終章「ガーネット」に登場する作家は湊さんそのもののことを書いているよう。それにしても、「墓標」って完全に「告白」のことだよね…なんて自虐的なと思いつつ、それが湊さんらしさなんだよなあとも。

読んだ後、自分の人生の転機になったような宝石について考えてみた。小学生のときに、「誕生石は何?」というのがクラスの女子で流行って、そのときは自分の誕生石のルビーが特別な宝石になったけど、特にこれといったエピソードも思い出せない。
今のところ、わたしにとっては亡き母から託された真珠がそれにあたるかなあ…真珠ってベタだけど。それとも、これからの人生でターニングポイントとなるような宝石が出現するのかな。女性にとってはそれもまた楽しみ。
by chatelaine | 2014-05-27 23:58 | BOOK

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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