オスマントルコに想いを馳せて

「海の闇 月の影」「闇のパープル・アイ」などの作品で有名な篠原千絵。とりわけ古代史好きのわたしにとって、「天は赤い河のほとり」はかなり入れ込んだマンガなんだけど、再び歴史モノの連載が始まっていたことを知り、読みはじめてみた。

篠原千絵『夢の雫、黄金の鳥籠』1~4巻 読了

夢の雫、黄金の鳥籠 1 (フラワーコミックスα)

篠原 千絵 / 小学館

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舞台はオスマントルコ帝国、スレイマン1世の治世下のお話。「天は~」と違い、実在した人物を主人公にしているので、ストーリー的には史実と同じ風に進んでいくのかなと。であれば結末はわかっているのだけど、それにどう創作部分を肉付けして読ませてくれるのかが期待される。

スレイマン1世がやたら色っぽいのはさすが篠原先生。ただ、主人公ヒュッレムと小姓頭イブラヒムの、禁じられた恋の展開が早すぎて、ちょっとあっけなかった。もっと焦らしてくれてもいいのよ、「天は〜」のユーリとカイルのように!

ヒュッレムはハーレムで上り詰めるんだろうけど、敵役の第一夫人ギュルバハルに役不足な感が否めない。どうしてもナキア皇太后、ひいては「天は〜」と比較してしまう。同じトルコ史ものだから仕方ないか。

5巻以降はロードス島への遠征が描かれる様子。塩野七生の「ロードス島攻防記」が家にあるはずなので、これを機に読み直そう!
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塩野七生トルコ三部作、昔の感想。→
(2005年に読んでいるのね…9年も前なのか)
by chatelaine | 2014-05-24 23:21 | BOOK

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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