ミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』レビュー

日生劇場で上演中のミュージカル『ラブ・ネバー・ダイ』を観に行ってきた。
わたしの最愛のミュージカル『オペラ座の怪人』の続編ということで、これまたファントムラバーの友人と一緒に、期待と不安を抱きつつ観劇。

ファントムは鹿賀丈史と市村正親のダブルキャスト。やはり日本初演となると、実力・話題性もあって、このふたりがキャスティングされるんだなあ。今回は鹿賀ファントムをチョイスしたけれど、再演があればぜひ市村ファントムを観たい。

<わたしが鑑賞した回のキャスト>
ファントム:鹿賀丈史
クリスティーヌ:濱田めぐみ
ラウル:田代万里生
メグ・ジリー:彩吹真央
マダム・ジリー:鳳蘭
グスタフ:山田瑛瑠
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冒頭からファントムが舞台におり、「君の歌をもう一度('Til I Hear You Sing)」というナンバーで始まる。
ところが、鹿賀さんのマイクが入っていなかったのか、あまり声が聞こえず、オケのメロディーとも合っていないような…。えっ、まさかこのままずっとこの調子?という不安がよぎったが、それは最初の曲だけで、次のシーンからは正常だった。やっぱりマイクかイヤホンの調子が悪かったんだろうか…せっかくの冒頭のソロが残念。

出だしこそあれっ?という感じだったが、コニーアイランドの舞台装置は想像以上にすばらしかった。前作のゴシックホラー調のセットから一転、猥雑な見世物小屋でありながら、回転木馬、螺旋状の階段、仮面のモティーフの舞台、水晶宮のような世界観にはためいき。

相変わらず楽曲もすばらしい。ロイド=ウェバーの曲はなんでこんなにも中毒性があるのだろう。 加えて、随所に前作のメロディーがちりばめられており、ファンにはうれしく、なつかしい気持ちでいっぱいに。


以下、お気に入りナンバー
◆「月のない夜(Beneath a Moonless Sky)」…待ってました、ファントムとクリスティーヌのデュエット。息がぴったり、ああ泣ける。
◆「とってもきれい(Beautiful)」…グスタフ!子役の透明な声が美しい。
◆「愛は死なず(Love Never Dies)」…クリスティーヌ渾身の一曲。まるでオペラのアリアのような美しい旋律で、聴きごたえ十分。


【以下、ストーリーにかかわるネタバレあり】















ストーリーでは、なんといっても子どもの存在に驚いた。ファントムの愛はプラトニックだと思っていたら!やることやっていたのね!と衝撃。
飲み込めない気持ちもあるけれど、子役の頑張りがすばらしかった。ファントムの音楽の才能を受け継いでいる役目なんだから、役者にとってはハードル高いはず。

そして、ラウルの落ちぶれっぷりが残念だったけど、メグもマダム・ジリーも、なんだかすっかり人間らしくなって、押さえきれない感情がほとばしっていた。これがラストの悲劇につながるわけだけど、誰かが死なないとこのストーリーは終わらないと思っていたので、想像の範囲内。
「わたしが死んでも、愛は死なないわ」が本作のテーマなわけで。
(とはいえ、グスタフとファントムのふたりがどうなるのか、また続編がありそうな気も)

とにかく楽曲がよかったので、オーストラリア公演のDVDも購入。
早速、聴きまくるわよ。

アンドリュー・ロイド=ウェバー ラヴ・ネヴァー・ダイズ [Blu-ray]

ジェネオン・ユニバーサル

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by chatelaine | 2014-03-19 23:43 | STAGE

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko