何の共通項もない読書

角川のkindleセールで買ったものなどをぱらぱらと乱読。

南場智子『不恰好経営 -チームDeNAの挑戦』日本経済新聞出版社 読了

不格好経営―チームDeNAの挑戦

南場 智子 / 日本経済新聞出版社

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久しぶりに読んだビジネス書。DeNAのサービスはほとんど使ったことがないけれど、家族の介護のため社長職を退く、という南場さんの生き方に興味があって読んでみた。
南場さんの留学時代やマッキンゼー時代のエピソードにしても、「超人」という感じが書かれておらず、「賢く見せるのが上手だっただけ」と書かれているけど、実際はすごくエネルギッシュでタフな人なんだなと思う。
ベンチャー立ち上げ時の疾走感、個性的なプログラマー、成功モデルからの脱却など、社史として読んでも面白い。

「〝選択〟に正しいも誤りもなく、選択を正しかったものにする行動があるかどうかだけだと信じています。」
…そう、選ばなかった道のことを考えても仕方ないもんね。選んだ道を信じて行動するのみ。すごく共感。


西原理恵子『この世で一番大事な「カネ」の話』角川文庫 読了

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)

西原 理恵子 / KADOKAWA / 角川書店

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これまた、サイバラ女史のマンガは読んだことがないのだけど、彼女の人となりに興味があったので読んでみることにした。
貧困の幼少期を経て培われた上昇志向は、林真理子や一条ゆかりに通じるようなものがある気がする。すごく波乱万丈で熱量の高い生き方をしている人だなあと思った。

「自分とちがう境遇の人の立場や気持ちを想像することができない、想像力の欠如っていうのも、「人を人でなくしてしまうもの」のひとつかもしれないね。」
…「人を人でなくしてしまうもの」をたくさん見てきたサイバラ女史の考察が鋭い。


森博嗣『どきどきフェノメノン』角川文庫 読了

どきどきフェノメノン A phenomenon among students (角川文庫)

森 博嗣 / KADOKAWA / 角川書店

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森博嗣の「S&Mシリーズ」をぶっ続けで読んだので、ちょっと冷却期間を置こうと、軽めの単発作品をチョイス。ミステリというより恋愛コメディ。昨今、リケジョ(理系女子)ブームがきているらしいけど、この主人公の語彙力ある一人ノリツッコミがとても愉快。
個人的にはミステリ要素があった方が好みので、やっぱり次は「Vシリーズ」を読んでみるかな。

「人生というのは、それぞれが、いろいろな位置に生まれ落ちて、自分の行きたいところが遠い人と近い人がいる。そんな不公平が最初からあるように思えてしかたがない。」
…それが個性ってやつでしょうかね。
by chatelaine | 2014-02-08 23:52 |

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


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