『モンスターズ・インク』レビュー

息子が『モンスターズ・ユニバーシティ』を観にいきたいというので、予習がてら、地上波で放送されていた『モンスターズ・インク』を一緒に見た。ディズニーのキャラクターとしては知っているけれど、実は、ストーリーをきちんと観るのははじめて。

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「怖がらせ屋」として、子どもたちの叫び声を集めてエネルギーにしているのに、実は子どものことが怖いモンスターだなんて、なんとユニークで憎めない設定。
子ども向けの作品ということもあり、モンスターの見た目もあんまり怖くないというのも重要。マイクなんて、マスコットとして愛らしい以外の何者でもない。(トイストーリーのシドの家のおもちゃの方が怖いよね。)

マイクとサリーの、「怖がらせ屋」営業ナンバーワンコンビは、まるでお笑いコンビのように息がぴったり。絶叫フロアの描写は、花形職業の最前線という感じでわくわくするし、子供検疫局の査察が入ったり、社長が業績悪化や営業不振に嘆いていたり、アフターファイブのデートの様子だったりと、人間世界と変わらない「会社」の様子が描かれていて楽しい。

あと、最近の子どもはゲームやTVの影響で怖がらなくなっている、というのはなんだか腑に落ちた。ただ、ブーぐらいの幼児だと、個人差もあるけど、怖いもの知らずで好奇心旺盛な時期だから、モンスターに興味津々ってことはあるだろうな。
吹き替え版のブーのセリフ(?)もリアル。このぐらいの子どもって、ほんとに喃語で「にゃんにゃん」って言ってるし、変に「サリー」と名前を呼ばせるよりセンスいいなあと。

しかし、子どもの笑い声でもエネルギーを集めることができ、また、子どもには毒がないということがブーで実証されたいま、モンスターシティの暮らしがガラッと変わりそうな…。
子どもを笑わせるとなれば「怖がらせ屋」は不要だし、毒がないとなれば、子ども検疫局も用無しだし。既存の価値観がガラッと変わっちゃって、この先どうなるんだろう…なんて、余計な心配をしたくなる、よくできたアニメだった。
これは『モンスターズ・ユニバーシティ』も期待大!
by chatelaine | 2013-07-14 23:59 | シネマ

◆◆管理人:yukiko ◆◆欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko