3歳児と観る、劇団四季『オペラ座の怪人』レビュー

息子と一緒に、劇団四季の『オペラ座の怪人』を観にいってきた。

息子は、3歳7ヶ月で観劇デビューとなったわけだが、なんとかマナーを守って休憩ありの3時間、じっと座って声を出すことなく観ることができた。席が前から3列目だったこともあり、ピストルの音やマスクをはがすシーンなど、大人でもびくっとなるシーンは、「あっ!」と声が漏れてしまったりもしたけれど、普段は騒がしい息子にしては快挙だと思う。
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劇団四季は、チケットを買えば未就学児童でも入場できるので、子どもの存在に寛容かなとは思っていたが、演目が演目だったので、子どもの観客は少ないだろうなあと、多少の不安もありつつ入場。

劇場のスタッフの方々は、子どもに優しく話しかけてくださり、席まで一緒に来て、子ども自身に約束事を言い聞かせてくれるなど、とても好感が持てた。それでも親としては、上演中いつか声を上げるんじゃないかとヒヤヒヤで、全く観た気がしなかったので、あと1年ぐらい後でもよかったかな、とは思った。


このタイミングで観劇を決行したのは、ひとえに息子が「オペラ座の怪人」が大好きなためである。ここ1年ほど、家でDVDを観てきて、登場人物やストーリー、ほぼ全てのナンバーを覚えているよう。園でも、顔半分を手で隠して、鏡に向かってブツブツと、ひとり「オペラ座の怪人ごっこ」をやっていると担任から報告がある(どんだけ根暗・・・)ぐらい、はまっている。

もちろん、あと2~3年待てばもう少し落ち着いて鑑賞できたと思うけれども、移り気な子どものこと、2年後にまだ興味があるかどうかの確約はないわけで、だったらいま、これほど興味を持っているときに、生の舞台を見せてやりたいという思いで、今回に至る。
指揮者にも憧れているので、オーケストラピットも見せてあげたかったし、本物を体験するということは、幼児期の子どもにとっては、大人の何倍にも刺激になると思ったので。


肝心の息子の感想としては・・・
シャンデリアが(自分のところに)落ちないか怖かった。
お歌が上手だった。(DVDは英語。四季は日本語だったから驚いた模様)
ラウルがDVDの人と違ってショック。(息子はラウル推し。そもそもDVDの出演者とは別物だということが理解できていない模様)
指揮者がかっこよかった。
いろんな楽器があるんだね~。
などなど。

私的には、前から3列目の席は、役者の表情がつぶさに見えるのはいいのだけれど、シャンデリアが落ちるシーンや、ファントムが屋上で歌うシーンなど、舞台全体の演出を楽しむには、前回の2階席最前列が観やすかったかなという印象。まあ、座席はほんとうに一長一短あるよね。

それにしても、つくづく感じるのは、子どもって、育った環境(=親の趣味)にかなり影響されるということ。常々わかっていたつもりだったけれど、ここまで如実に表れるとは、油断できない。

12月には、これまたわたしの愛する「レ・ミゼラブル」が映画化されるので、DVDを買って、また息子の反応を見てみるかな。これまたものすごく夢中になったらどうしよう・・・。

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★過去の『オペラ座の怪人』レビュー
(2005年「怪人熱の果て」
(2007年「最高のご褒美」
(2012年「いつか息子と」
★愛蔵DVD「オペラ座の怪人 ~25周年記念公演@ロイヤル・アルバート・ホール」
by chatelaine | 2012-11-18 23:17 | STAGE

欧州大好き、映画や舞台の偏向的レビューブログ。子連れになってリスタート。最近はもっぱら子連れ旅がメイン。


by yukiko